トップ探鳥会案内フォトギャラリー 探鳥会報告情報ひろばマイ・フィールド

  まとめ 事務局(文中敬称略) 


■2018年7月8日の「伊吹山山頂周辺探鳥会」は大雨の影響で伊吹山ドライブウェイが終日閉鎖されたため中止となりました。


【場 所】 大津市膳所谷周辺(大津市)
【環 境】 森林(スギ林、ヒノキ林、落葉広葉樹林)・渓流・水田・池・住宅地
【年月日】 2018年06月17日(日曜)
【時 刻】 09:20〜14:00
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 33種+外来種1種

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

カイツブリ

1

18 ヒヨドリ

姿、声

2

キジバト

×

姿、声 19 ウグイス

×

囀り

3

アオサギ

1

姿 20 ヤブサメ

3

囀り

4

ミサゴ

1

姿、飛翔 21 エナガ

姿、地鳴き、群れ

5

トビ

×

飛翔、声 22 センダイムシクイ

1

囀り

6

カワセミ

1

姿 23 メジロ

×

姿、地鳴き、囀り

7

コゲラ

3

姿、声 24 ムクドリ

×

姿、声、飛翔

8

アオゲラ

2

25 カワガラス

1

声、姿

9

サンコウチョウ

×

姿、囀り 26 イソヒヨドリ

1

姿

10

カケス

2

27 キビタキ

×

囀り

11

ハシボソガラス

×

姿、声 28 オオルリ

×

囀り、姿

12

ハシブトガラス

×

姿、声、飛翔 29 スズメ

姿

13

ヤマガラ

×

姿、囀り、幼鳥 30 キセキレイ

×

姿、囀り

14

ヒガラ

2

囀り 31 カワラヒワ

×

姿、地鳴き

15

シジュウカラ

×

姿、囀り、幼鳥 32 イカル

1

囀り

16

ツバメ

飛翔、声 33 ホオジロ

×

姿、囀り、地鳴き

17

イワツバメ

×

飛翔、声

ドバト

×

姿、飛翔

【担当者】 岡田登美男
【参加者】 計22名
【コース】 JR石山駅〜茶臼山公園P〜膳所谷〜鳴滝不動(昼食)〜同じコースを戻り〜茶臼山公園P(解散)
【見聞記】
・梅雨の晴れ間が広がって絶好の探鳥日和になった。茶臼山公園で身支度を整えて音羽山方向を目指しスタートした。住宅地を抜け、名神高速道の陸橋を渡ると田園風景が広がっている。前方の道路からイソヒヨドリの幼鳥が飛び立ったので路面を見てみるとアマガエルがじっとしていた。人の接近でアマガエルは命拾いしたようなので道端のアジサイの葉の上に戻してやった話を後で先頭集団から聞いた。

・御用池では釣り人が水面を見つめている。静かな水面にカイツブリの姿が見られ、岸辺にはカワセミ、アオサギの姿もあった。高木の枯れ木に白い大きな鳥が止まってこちらを睨んでいるミサゴだ!御用池の魚を狙っているのだろうか。

・林道を進むとカワラヒワ、ウグイス、シジュウカラの声を聞きながらお稲荷様の祠で小休止。6月中旬は夏鳥たちの繁殖の真っただ中。ミソサザイ、オオルリ、サンコウチョウなど初夏の森で繁殖している野鳥たちの様子をじっくり観察したいと企画した探鳥会。とは言っても野鳥にとっては迷惑千万なことなので、事前に「野鳥にやさしいバーダー」であるためのモラルや注意事項について話しをさせてもらってから森に入りました。

・周辺の森からはキビタキ、オオルリ、サンコウチョウの囀りが聞こえて初夏らしさを感じさせてくれる。渓流に沿って登っていくと前日の雨で水量が増したのか水音が大きくなり鳥の声が全く聞こえてこなくなった。両側とも植林された薄暗いスギ林が続き、冷気だけが救いの林道を進む。ヒヨドリ、カケス、ハシブトガラスが森の中を飛び回る姿を見つけると「なーんだヒヨか」などと右下がりの声が出てしまう。

・鳴滝不動で小休止してから、まだ時間があったので登山道を少し上流まで登るとヤブサメ、センダイムシクイ、オオルリの囀りが聞こえてきた。この谷は一昨年の豪雨で登山道が荒れて危険な個所もあるため途中で引き返し、鳴滝不動で滝の音を聞きながら早めの昼食とした。辺りからはヒガラ、オオルリ、サンコウチョウの声がして林間を飛びまわる姿が見えたが近くに現れることはなかった。

・午後は林道を引き返えし、茶臼山公園で鳥合せを行って現地解散としました。道中ではミソサザイ、オオルリの古巣などを前に「最大の天敵は人間であり、味方も人間ではないか」などと問答をしながら、野鳥家族の生きざまを観察させてもらい、彼らの幸せをあらためてお祈りしました。(岡田記)


【場 所】 土山町ウグイ川林道周辺(甲賀市)
【環 境】 森林(落葉広葉樹林、スギ林、ヒノキ林)・河畔林・ダム湖・田んぼ
【年月日】 2018年06月03日(日曜)
【時 刻】 09:30〜15:30
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 43種

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

オシドリ

1

遊泳、飛翔、声

23

ヤマガラ

×

姿、囀り、幼鳥

2

カルガモ

1

姿

24

ヒガラ

×

囀り

3

カイツブリ

2

遊泳、浮巣抱卵中

25

シジュウカラ

×

姿、囀り、幼鳥

4

キジバト

×

姿

26

ツバメ

飛翔

5

アオバト

1

囀り

27

イワツバメ

飛翔

6

カワウ

2

飛翔

28

ヒヨドリ

姿、声

7

アオサギ

2

姿、飛翔

29

ウグイス

3

囀り

8

ホトトギス

2

囀り

30

エナガ

姿、地鳴き、群れ

9

カッコウ

1

囀り

31

センダイムシクイ

×

囀り

10

トビ

5

飛翔

32

メジロ

×

姿、囀り

11

サシバ

3

飛翔、姿

33

カワガラス

1

姿

12

クマタカ

1

飛翔

34

クロツグミ

2

囀り

13

アカショウビン

2

囀り

35

キビタキ

×

囀り

14

カワセミ

1

36

オオルリ

×

囀り

15

ブッポウソウ

1

姿

37

スズメ

×

姿

16

コゲラ

×

姿、声

38

キセキレイ

×

姿、囀り

17

アオゲラ

×

39

ハクセキレイ

1

姿、地鳴き

18

サンショウクイ

2

囀り、飛翔

40

セグロセキレイ

3

姿、地鳴き

19

モズ

1

41

カワラヒワ

×

姿、地鳴き

20

カケス

3

声、飛翔

42

イカル

×

囀り、地鳴き、飛翔

21

ハシボソガラス

×

姿、声

43

ホオジロ

×

囀り、姿、地鳴き

22

ハシブトガラス

姿、声、飛翔

 

 

 

 

【担当者】 笠井誠吾
【参加者】 計19名
【コース】 JR貴生川駅〜青土ダム公園〜鮎河六所神社P〜ウグイ川林道上流へ〜昼食〜同じコースを戻り〜六所神社P〜青土ダム公園P(解散)
【見聞記】
・青土ダム湖畔公園で身支度を整え、土山町鮎河の三上六所神社に駐車場させていただき、ウグイ川沿いの林道を山に向かってスタートした。川岸の桜並木にはヤマガラ、シジュウカラのさえずりとともに「シーシーシーシー」と賑やかな声が聞こえている。双眼鏡でやっととらえた小鳥は淡い模様のシジュウカラの巣立ち雛と家族だった。公園化された河原にはセグロセキレイ、キセキレイ、カワラヒワが見られた。対岸の森から突然「特許許可局・許可許可局」(古い“”聞きなし“ですみません)ホトトギスが大きな叫び声で私たちを迎えてくれた。今日は出だしから調子が良いぞ!と上流に向かって歩き出した。

・ダムまで来たら前を行く人から「クマタカ!」と声が上がった。双眼鏡に大型の白黒縞模様の飛行物体が横切って行った。そのすぐ後に中型の鷹が2羽飛び出してきて汎翔し始めた。青空に翼が透けて美しいサシバのペアが舞っている。「ピッ、クイー」と鳴きながら3羽目
アカシジミ

のサシバが絡んで汎翔しながら消えていった。ダムの対岸の水面には案内のKさんが事前に探しておいてくれたカイツブリのペアが背の高い立派な浮巣を築き抱卵していた。静かな山間部のダム湖で落人のごとく暮らし、繁殖しているのは何故だろう。ここは餌が豊富で天敵が少ない楽園なのだろうか。

・奥地へ進むと落葉広葉樹林とスギ・ヒノキの植林が半々くらいの植生で、野鳥生息地として良い林相と思われるが意外と声が聞こえてこない。微かにサンショウクイ、クロツグミ、オオルリの囀りが遠くから聞こえる。こんな時は他の生き物に目を向けるのが常套手段。林道の脇で白い花が目に付く、ウツギ、エゴ、オオバアサガラが満開で6月の花木は純白に統一されていた。蝶に詳しいKさんにヒラヒラ飛び回る蝶を教えてもらう。アカシジミ、ヒオドシチョウ、コミスジなどをメモ帳に記入した。

・鈴鹿山地はヤマビルの産地、今日は地面が乾いているので見当たらなかったが、昼食の場所選びが問題だ。『日なたの乾いたところは安全だが、木陰の涼しいところは危険ですよ』と声をかけて昼食休憩となった。涼しい木陰に腰を下ろして10分ほどで4人から悲鳴が上がった。早く見つけて処理したので献血は免れたが、やっぱり鈴鹿はヤマビルの名所だった。


・午後は林道を引き返す。鳥の気配が薄くなり歩行速度が速くなる。ダムまで来たところで“バンビの水死体”があるとのことで見に行った。事故死?自殺?他殺?などと言いながら合掌。ここから流れが大きく変わりツキが蘇ってきた。直後に「オシドリがいる」と声が上がり、派手な姿の雄が水面を遊泳しているのが見られた。カッコウ、センダイムシクイの囀りも聞こえだし活気づいてきた。向かいの尾根の枯れ木に黒い鳥影を見つけたが双眼鏡では識別出来なかったのでプロミナーで確認してもらうと「ブッポウソウがいる」との答えに大喜び、時々飛び立つても枯れ木に舞い戻ってくるので、先を歩く人を呼び戻してゆっくりと観察できた。その後にクマタカが近くに現れ悠然と汎翔を繰り返してくれた。最後にはアカショウビンの声も聞こえ、後半が盛り上がった記憶に残る探鳥会となりました。(岡田記)


【場 所】 ビラデスト今津から大御影山古道(高島市)
【環 境】 落葉広葉樹林・人工林・池・自然公園
【年月日】 2018年05月20日(日曜)
【時 刻】 09:10〜15:00
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 34種

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

キジバト

×

姿

18

ツバメ

3

飛翔

2

ジュウイチ

1

囀り

19

イワツバメ

1

飛翔

3

ホトトギス

2

囀り、飛翔

20

ヒヨドリ

姿、地鳴き

4

ツツドリ

2

囀り

21

ウグイス

囀り

5

カッコウ

1

囀り

22

ヤブサメ

2

囀り

6

トビ

2

飛翔

23

メジロ

×

囀り、地鳴き、姿

7

クマタカ

1

飛翔

24

ゴジュウカラ

2

囀り、地鳴き

8

コゲラ

×

声、姿

25

キバシリ

1

地鳴き

9

アカゲラ

2

26

クロツグミ

×

囀り

10

アオゲラ

3

27

コルリ

2

囀り、姿

11

カケス

2

姿、声

28

キビタキ

×

囀り

12

ハシボソガラス

1

姿、声

29

オオルリ

3

囀り

13

ハシブトガラス

×

姿、声、飛翔

30

キセキレイ

1

姿、地鳴き

14

コガラ

×

囀り、姿

31

カワラヒワ

×

姿、地鳴き、飛翔

15

ヤマガラ

×

囀り、地鳴き、姿

32

イカル

×

囀り、飛翔

16

ヒガラ

囀り、地鳴き、姿

33

ホオジロ

3

姿、囀り

17

シジュウカラ

×

囀り、地鳴き、姿

34

クロジ

2

囀り

【担当者】 金田 忠
【参加者】 計10名
【コース】 JR今津駅〜酒波寺P〜ビラデスト今津P〜大御影山登山道口〜近江坂登山路(760m地点昼食)〜同じ登山路引き返し〜平池〜ビラデスト今津P(鳥合わせ、解散)
【見聞記】
・JR今津駅に早めに着いたので毎年駅舎に巣を架けているイワツバメとコシアカツバメを観察しながら時間待ちをする。駅舎のガード下には今年もコンクリート壁にトックリ型の巣が50個ほど架けられていて親鳥が出入りしているのが見え、コシアカツバメの方が多く飛び回っているようだ。他にも駅舎に巣を架けているのかセグロセキレイとムクドリが餌を咥えて忙しそうに出入りしている。駅前ウオッチングでは先に進まないので、屋根で囀るイソヒヨドリに見送ってもらいビラデスト今津へ向かった。

・青空が広がり風もなく絶好の探鳥日和となり、ビラデスト今津周辺はタニウツギのピンクの花があざやかに咲き誇っていた。今日のコースは花の山と言うことで参加者は女性が7人と男性3人の珍しい構成となった。身支度を整え登山道に挑む、スギの植林地を抜け、沢を飛び越えると急坂が始まり、みんな無口になって高度を上げていく。落葉広葉樹林からはヒガラ、キビタキ、イカルの囀りとアオゲラ、カケスの声が聞こえてきた。

・谷に沿って急な登山道には「古道近江坂」の道標が見える。ここは古く若狭三方町と近江今津町を行き交う旅人の道と聞き当時の人々の健脚に驚きつつ、足元に注意しながら一歩一歩ゆっくりと高度を上げて行く、左の深い谷からオオルリの囀りが遠く聞こえるが心臓の高鳴りで観察どころではない。登山道の脇にオオイワカガミの群落が現われたが花は既に終わっているが照り輝く濃緑の若葉が印象的だ。20分ほどで尾根筋へ出ると道は緩やかな傾斜となり水分補給の小休止をとる。下界には琵琶湖と竹生島、遠くに伊吹山が見渡せる絶好のロケーションだ。

・小さな湿地にはモリアオガエルの卵塊が3個ぶら下がり、直下の水中にはイモリが泳いでいる。Mちゃんはすかさずイモリを捕まえて手のひらに乗せて遊んだ後水に戻してやった。木の枝に産み付けられたモリアオガエルの卵塊と直下で口を開けて待ち受けるイモリ、「オタマジャクシの運命はいかに!」生きもの同士の食物連鎖に不思議な自然が感じられた。

・尾根部に出るとほぼ水平歩きとなり足取りも軽い。森にはブナの巨木が新葉を広げ、ホウノキには白い花が見える。登山道の両側からシャクナゲ群落が続く、花は既に散った後だったが残り花一輪を見つけ写真を撮った。突然「ヒンカラカラカラ」と大きな声、立ち止まって静かに聞くと「チッ、チッ、チッ、チッ」と前奏から始まり七色の声と称される多彩なコルリの囀りにしばらく聞きいった。コルリの青色の背が見たいと頑張って探して見たが双眼鏡に捕らえることはできなかった。コルリに托卵するのはジュウイチだねと話していると遠くからツツドリの声が聞こえてきて残念!

・大御影山(標高950m)への途中だが正午になったのでブナの木陰で昼食休憩にした。近くではヒガラ、ヤマガラ、ウグイスの囀り、遠くからはツツドリ、カッコウの声が聞こえている。食事中に気になっていた声に近づくと中低木の枝から「ホイ−チヨチヨビー」と特徴のあるクロジの囀りが間断なく聞こえてきた。しばらく声の主を探して見たが枝移りの瞬間が数回見られただけで囀っている姿を見つけることはできなかった。

・午後は登って来た道を引き返すコースなので気持ちに余裕があるが、転倒しやすいので足元に注意して下って行く、谷から吹き上げる風はさわやかなで足取りは軽い。石楠花の群落辺りまで来たときジュウイチの声が3声ほど聞こえてきた。これでカッコウの仲間4種が出そろい大満足の探鳥会となったことを喜びながら谷川を飛び越え下って行った。下山は余裕の足取りだったので平池へ立ち寄って新緑を映す水面で心身を清めた後、ビラデスト今津へ戻って鳥合わせを行い、現地解散となりました。(岡田記)


【場 所】 天野川河口周辺(米原市)
【環 境】 田んぼ・河川敷・河畔林・湖岸
【年月日】 2018年05月06日(日曜)
【時 刻】 09:20〜14:00
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 34種+外来種1種

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

オカヨシガモ

×

遊泳

19

ミサゴ

1

飛翔

2

ヒドリガモ

遊泳

20

トビ

姿、飛翔、巣作り中

3

マガモ

2

遊泳

21

カワセミ

1

声、飛翔

4

カルガモ

遊泳、姿

22

モズ

1

姿、警戒声

5

コガモ

×

遊泳

23

ハシボソガラス

姿

6

キンクロハジロ

遊泳

24

ハシブトガラス

×

姿

7

カイツブリ

3

遊泳、囀り

25

ヒバリ

×

姿、囀り

8

キジバト

×

姿、飛翔

26

ツバメ

飛翔

9

カワウ

×

遊泳、飛翔

27

オオヨシキリ

×

囀り

10

アオサギ

姿、飛翔

28

セッカ

2

囀り

11

ダイサギ

姿

29

ムクドリ

姿

12

チュウサギ

1

姿

30

スズメ

姿

13

コサギ

1

姿

31

ハクセキレイ

2

姿、地鳴き

14

オオバン

姿、遊泳

32

セグロセキレイ

×

姿、地鳴き

15

ケリ

×

姿、警戒声

33

カワラヒワ

姿、地鳴き

16

タシギ

3

飛翔

34

ホオジロ

×

姿、囀り

17

チュウシャクシギ

17群れ+7羽、姿、飛翔

ドバト

姿、飛翔

18

ユリカモメ

×

飛翔、姿

【担当者】 岡田登美男
【参加者】 計9名
【コース】 JR米原駅〜蓮池農業公園P〜田んぼ〜天野川左岸〜簗場〜田んぼ〜天野川左岸〜河口朝妻公園(昼食)〜天野川左岸〜田んぼ〜蓮池農業公園P(解散)
【見聞記】
・公園に駐車させていただき身支度を整えていると「ピピピピピーーーーー」と独特の声で鳴きながらチュウシャクシギ2羽が近くの水田に舞い降りてきた。慌てて「シギがいるよ!」と皆に伝えているうちに飛び立ち湖岸のほうに飛び去ってしまった。出発前の挨拶をしていると今度は湖岸のほうからチュウシャクシギ5羽が飛んできて、全員の目の前を通過して入江干拓地のほうへ飛び去った。今日の狙いは「シギを探そう!」だったので、出だし良好と元気に田んぼ道へとあるきだした。

・水田の田植えにはまだ早めで苗の植わっている水田は2割、水張り田は5割程度、耕運機が3か所で耕しているのが見える。ヒバリのさえずりを聞きながら水張り田に目を凝らすがスズメ、ムクドリ、ハシボソガラスが目立ち、なかなか狙いの鳥が出てくれない。ようやく「シギが飛んでいる!」と声が上がりタシギ2羽が草むらに降りるのが見えた。

・今回はコースを変えて前年にシギがいた水田を目指して進むと天野川に近い水田にチュウシャクシギ7羽ほどが見えた。今度は飛んで逃げてしまわないように遠くから慎重な行動で観察する。首を上げて見張りをする個体に対し、顔を地面に向け忙しく餌の虫を探す個体の動きは対照的だ。しばらく見ていると農道を超え次の田んぼへ移動し始めた。長い脚と長いくちばしでアスファルトの道を歩く姿が異様だ。結局ぞろぞろ出てきて17羽をカウントすることができた。

・天野川の桜並木や河畔林に渡りの小鳥を期待したが何も現れず、ホオジロの囀り、カワラヒワ、モズが遠くに見られた。上流の簗場へ進むと川面では30羽程のアオサギ、ダイサギが遡上してくるアユを狙って流れを見つめている。チュウサギ1羽、コサギ1羽の姿も確認できた。簗場で漁師の人に聞くと「今年はアユの遡上が少なく不漁だが、今日は水温が上がってきたので動きが良い」とのことで、簗の下にはアユの群れが黒く渦巻いて見えた。簗の仕掛けでは仕切りのスダレに向かって飛び跳ねる小鮎の姿が多く見えた。ここでは上流を目指すアユの本能を利用した漁がおこなわれているとのお話を聞かせていただいた。

鮎の溯上/ミサゴ

ヨコズナサシガメ

・再び田んぼを通って天野川河口の朝妻公園に向かう。河口近くでは多くの釣り人が糸を垂れ、小鮎釣りを楽しんでいた。琵琶湖岸の朝妻公園ベンチで昼食、今日は「竹生島のカワウ」のパンフレットを配布して「琵琶湖のカワウと人々とが仲良く暮らすにはーーー」について考えていただきました。

・午後は三度目の田んぼでシギを探して見たが期待していたタカブシギ、ウズラシギ、ムナグロなどは見つけられなかった。結局、今日のシギ探しはチュウシャクシギに終始した一日となり、主役のチュウシャクシギに感謝するとともに、シベリアへの里帰りの安全を祈りながら探鳥会を終えました。(岡田記)


【場 所】 みなくち子どもの森周辺(甲賀市)
【環 境】 丘陵地・自然公園・スポーツ公園・池・河川敷・雑木林
【年月日】 2018年04月22日(日曜)
【時 刻】 09:20〜14:00
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 42種+外来種2種

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

キジ

2

23

ヒヨドリ

姿、地鳴き、飛翔群れ

2

カルガモ

3

姿

24

ウグイス

囀り

3

キジバト

×

姿

25

ヤブサメ

×

囀り

4

カワウ

1

姿、飛翔

26

エナガ

姿、地鳴き、群れ

5

アオサギ

1

姿

27

センダイムシクイ

2

囀り

6

ダイサギ

2

姿

28

メジロ

姿、囀り、地鳴き

7

イカルチドリ

2

姿

29

ムクドリ

×

姿

8

コチドリ

2

姿

30

ツグミ

2

姿

9

トビ

2

飛翔

31

イソヒヨドリ

1

囀り

10

サシバ

1

飛翔

32

コサメビタキ

2

姿

11

ノスリ

1

飛翔

33

キビタキ

×

囀り

12

カワセミ

1

34

オオルリ

1

囀り

13

コゲラ

×

姿、声

35

スズメ

姿

14

アカゲラ

1

36

キセキレイ

1

姿、地鳴き

15

サンショウクイ

2

囀り、飛翔

37

ハクセキレイ

2

姿、地鳴き

16

モズ

1

姿

38

セグロセキレイ

5

姿、地鳴き

17

ハシボソガラス

×

姿、声

39

カワラヒワ

×

姿、地鳴き

18

ハシブトガラス

2

姿、声

40

イカル

2

地鳴き

19

ヤマガラ

×

姿、囀り、地鳴き

41

ホオジロ

×

姿、囀り

20

シジュウカラ

×

姿、囀り、地鳴き

42

アオジ

2

地鳴き

21

ツバメ

×

飛翔

コジュケイ

1

22

イワツバメ

飛翔

ドバト

姿

【担当者】 笠井誠吾
【参加者】 計14名
【コース】 JR貴生川駅〜みなくち子どもの森公園P〜公園遊歩道〜みなくちスポーツ公園〜野洲川河川敷(昼食)〜みなくち子どもの森公園P解散
【見聞記】
・青空が広がり今日も暑い日になると天気予報が伝えていた。公園の駐車場で身支度を整えている間もウグイス、ヤマガラ、メジロの囀りが聞こえている。
・公園内の遊歩道を進むと両側の森からキビタキ、センダイムシクイ、ヤブサメの囀りが聞こえてきた。夏鳥が渡りの途中で頑張って歌っているので、声の方向を探すが姿は見つからなかった。

・林床にはワラビ、ゼンマイ、コゴミなど春の山菜の新葉が開き、林内を探すとコシアブラ、タラの芽が伸び、こちらも新葉が広がっている。しばらく山菜料理の話題で盛り上がっていると「チョットコイ」「チョットコイ」とコジュケイに呼び止められたが「本会には悪人はいません」と言って通り過ごした?
・峠を越えると頭上から「ヒリヒリ、ヒリヒリーーーーー」とサンショウクイの囀りが聞こえてきた。声の方向を探すと広葉樹林の梢の空にサンショウクイがヒラヒラと姿を現した。リーダーが指さす大木に目をやると、枝の間を忙しく飛び回っている小鳥が見えた。「コサメビタキが巣材を運んでいます」とのことだ。しばらくその様子を見ていると2羽のコサメビタキが木に付着しているコケを咥えて引きちぎっているのがみえた。樹下の地面ではツグミが採餌に忙しく、ここでは夏鳥と冬鳥が同居していた。

・上空にタカ!の声にあわてて双眼鏡で捉えるとノスリが帆翔しながら東へ飛び去って行くのが見えた。朝の集合地ではサシバも帆翔しながら東へ飛び去るのが見られた。こちらは風切り羽が抜けたボロボロ翼の個体だった。

・子どもの森公園からスポーツ公園を通って野洲川河川敷に出る。上空にイワツバメが乱舞、腰の白さが目立つ、近くの橋の下に出入りしているのが見える。ここで巣作りするのだろうか。河原にはセグロセキレイ、ハクセキレイ、イカルチドリの姿が見つかった。コチドリもいるようだ。

・今日は真夏のような暑い日になったので、日陰を求めて橋の下で昼食休憩とした。目の前の水辺にアオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、ハクセキレイが次々と昼食をのぞきに来た。川向うからはキジが鳴き、イソヒヨドリの囀りも聞こえてきた。
・午後は子どもの森公園の駐車場に戻り、鳥合わせを行ったあと、昼食時に配布した「ヒナを拾わないで!!」のポスターについての補足説明を行い、現地解散とした。(岡田記)


【場 所】 坂本周辺(大津市)
【環 境】 里坊・社寺林・渓流・山林・農地
【年月日】 2018年04月08日(日曜)
【時 刻】 09:00〜13:30
【天 候】 晴のち曇り
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 25種+外来種1

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

キジバト

×

姿

14

メジロ

×

姿、囀り、地鳴き

2

トビ

3

飛翔

15

ムクドリ

×

姿

3

コゲラ

2

16

ツグミ

2

姿

4

モズ

3

姿、声

17

ジョウビタキ

3

姿、地鳴き

5

ハシブトガラス

×

姿、声

18

スズメ

姿

6

ハシボソガラス

×

姿

19

キセキレイ

3

姿、囀り、地鳴き

7

ヤマガラ

×

姿、囀り、地鳴き

20

セグロセキレイ

2

姿、囀り、地鳴き

8

シジュウカラ

姿、囀り、地鳴き

21

カワラヒワ

姿、地鳴き

9

ツバメ

飛翔

22

シメ

2

姿、地鳴き、飛翔

10

イワツバメ

×

飛翔

23

イカル

姿、囀り、地鳴き

11

ヒヨドリ

姿、地鳴き、飛翔群れ

24

ホオジロ

2

姿、地鳴き

12

ウグイス

×

囀り

25

アオジ

1

姿、地鳴き

13

エナガ

姿、地鳴き、群れ

ドバト

姿

【担 当】 岡田登美男
【参加者】 計15名
【コース】 観光駐車場〜律院〜日吉馬場〜滋賀院門跡〜慈眼堂〜日吉大社二宮橋〜山辺の道〜千体地蔵〜西教寺〜観光駐車場(鳥合せ、解散)
【見聞記】
・いつもの集合地である京阪電車の駅名が変更となって「坂本比叡山駅」の真新しい表示板が掲げられている。今朝は気温が下がり青空が広がっているが夕方には崩れるとの予報が出ていたので、挨拶もそこそこに観光駐車場へ移動して鳥探しをスタートした。
・今年は4月初旬の高温で桜の開花が早まり、ソメイヨシノは平年よりも1週間ほど早く咲き、すでに葉桜となっている。花の主役はしだれ桜に代わり満開となったピンクの桜とカエデの新緑が坂本の街をつつんでいた。

・湖国三大祭りの山王祭を数日後に控えた街中はまだ静かで、宵宮落し神事が行われる大政所の前にある枝垂桜が満開で私たちを迎えてくれた。遠く近くへ目を向けても鳥の気配が全く感じられないので、またもや奥の手で観光ウオーキングを楽しむことにする。律院本堂の庭園を見させていただきシャクナゲとボケの花に出会う。日吉馬場通りを少し下って、すでに葉桜となっているのは承知のうえで「薬樹院の太閤桜」を見せてもらう。この桜の巨木はエドヒガンの枝垂桜で樹齢300年位と言われている名木。青空に突き出た梢からしだれ枝の若葉がそよぐ風情に浸っていると「ヒィヒィヒィ」とヒタキの地鳴きが聞こえ、遠くからはイカルの囀りも聞こえてきたが姿は見つからなかった。

・日吉馬場通りの桜花が散った地面にイカルが降りて餌を啄んでいる。人の気配を感じて飛び立ったのは15羽ほどの群れだった。穴太衆積みの石垣が美しい街並みを進み、滋賀院門跡を通らせていただき慈眼堂へ。ツグミ、アオジ、ジョウビタキなどが垣根の側に見え隠れするが近くに出てくれない。カエデの新緑に囲まれた庭園に立つとイカル、カワラヒワの声が上空から聞こえてきた。

・山王鳥居の前で小休止してから日吉大社二宮橋へ、屋根の鬼瓦でキセキレイが大きな声で囀っている。胸の黄色にのどの黒が鮮やかに見えている。大宮川で子育て中と思われるカワガラスを探して見たが出会えなかった。

・山の辺の道へでると眼下に琵琶湖が広がり対岸の草津湖岸が見えてきたが、近江富士の三上山が霞んでいる。雲が広がり怪しい天気になってきたので先を急ぐ。西教寺の参道も葉桜となり鳥影は少ない。ケヤキの梢でチラチラ小鳥が動いている。声はエナガの地鳴きだが双眼鏡で見ると何か変だ。ボサボサの羽模様で煤けた灰色黒い小さな体、尾のない個体が3羽、尾の長いのもいたのでエナガに違いないが、真上の梢を見上げているため顔などの識別ポイントが見えない。羽の乱れからすると水浴びの後か?この時期巣立ち雛は早すぎないか?などと議論が伯仲したが写真に捉えてもらった顔からエナガの幼鳥と確認された。もう巣立ち雛が飛び回っていることに驚いた。

・エナガ家族の観察に手間取り西教寺への到着したのが正午をすぎてしまったが、いつものベンチで昼食休憩とした。ここの常連はイチョウの梢から聞こえてくるカワラヒワの声だが今日は全く鳥の気配がしない。昨年は頭上でオオアカゲラのドラミングに続き姿も見られたことが話題となったが、夢だったと思わざるを得なかった。

・午後は境内を通って引き返す。ケヤキの梢にシメを見つけ、当たりを探すとイカル、ツグミ、カワラヒワ、ヤマガラが次々と見つかったが、鳥影の少ない探鳥会となった。「この時期は冬鳥と夏鳥の端境期に当たり鳥が少ないね」と言い訳を言いながらの探鳥会となった。こんなときの会話は「ここはウソが可愛かった」「アトリの大群が飛んでいたところだ」「雄キジがきれいだったね」などと過去の名場面に想いでの花を咲かせてくれる優しい会員の言葉で時をつないでいただいて、今回は花と新緑の坂本探鳥会が新たに刻まれたと思います。(岡田記)


【場 所】 新旭菅沼周辺(高島市)
【環 境】 史跡公園・雑木林・田んぼ・湖沼・河畔林・琵琶湖岸
【年月日】 2018年3月25日(日曜)
【時 刻】 09:20〜14:00
【天 候】 晴れ、無風
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 58種+外来種1

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

オカヨシガモ

遊泳

31

ハシブトガラス

姿、声

2

ヨシガモ

×

遊泳

32

ヤマガラ

×

姿、地鳴き、囀り

3

ヒドリガモ

遊泳

33

シジュウカラ

×

姿、地鳴き、囀り

4

マガモ

遊泳

34

ヒバリ

×

姿、地鳴き、囀り

5

カルガモ

遊泳

35

ツバメ

飛翔

6

コガモ

遊泳

36

イワツバメ

×

飛翔

7

ホシハジロ

遊泳

37

ヒヨドリ

姿、地鳴き

8

キンクロハジロ

遊泳

38

ウグイス

2

囀り

9

スズガモ

×

遊泳

39

エナガ

×

姿、地鳴き

10

ホオジロガモ

2

遊泳

40

メジロ

×

姿、地鳴き

11

カワアイサ

1

遊泳

41

キバシリ

2

姿、地鳴き

12

カイツブリ

×

遊泳

42

ミソサザイ

1

姿

13

カンムリカイツブリ

遊泳

43

ムクドリ

姿

14

ハジロカイツブリ

遊泳

44

シロハラ

×

姿

15

キジバト

姿、飛翔

45

ツグミ

姿、地鳴き

16

カワウ

姿、遊泳、飛翔

46

ジョウビタキ

×

姿、♂多い

17

アオサギ

×

姿、飛翔

47

スズメ

姿

18

ダイサギ

3

姿

48

ハクセキレイ

2

姿、地鳴き

19

コサギ

2

姿

49

セグロセキレイ

×

姿、地鳴き

20

オオバン

姿、遊泳

50

ビンズイ

1

姿、地鳴き

21

ケリ

2

姿、警戒声

51

カワラヒワ

姿、地鳴き

22

ユリカモメ

×

飛翔、姿

52

ベニマシコ

1

姿、地鳴き

23

カモメ

1

飛翔、姿

53

ウソ

2

地鳴き

24

トビ

姿、飛翔、巣作り中

54

シメ

1

姿

25

オオタカ

1

飛翔

55

イカル

4

姿

26

ノスリ

2

飛翔、姿

56

ホオジロ

×

姿、囀り

27

コゲラ

×

声、姿

57

カシラダカ

姿、囀り

28

モズ

×

姿

58

アオジ

3

姿、地鳴き

29

カケス

1

姿

ドバト

姿、飛翔

30

ハシボソガラス

姿、声    

 

 

【担当者】 岡田登美男
【参加者】 計10名
【コース】 清水山城館跡〜菅沼・源氏浜〜安曇川浜園地〜鴨川勝野園地(鳥合わせ、解散)
【見聞記】
・新旭町の湖岸にある菅沼は旧風車村として観光の目玉となっていたが、近年は長期休園となっていたため園内の庭木と菅沼を中心とする周辺の田んぼには多くの野鳥が生息していることから昨年に引き続き探鳥会を企画した。その後この公園が新規企画で再開することが決まり大型土木工事が開始されたため付近に近づくことが出来なくなっていることを知った。そこで本探鳥会は行き先を変更してJR新旭駅近くの山手にある清水山城館跡を訪れることにした。ここは戦国時代の城郭跡で新旭町の史跡公園として整備されたと聞くが最近は訪れる人も少ないようだ。
新旭森林スポーツ公園に駐車させてもらい先へ進むとすぐに獣柵が張り巡らされているので鎖を解いて扉を開けて通過する。中に入ると案内板や道標があり遊歩道が整備されているので安心して散策できる。山麓の森からはホオジロ、ヤマガラ、シジュウカラの囀りが聞こえて来て春を感じた。東屋敷の周辺ではアオジ、シロハラ、ウソの地鳴きが聞こえ、ササ藪からミソサザイが飛び出してきたがブッシュに消えてしまった。西屋敷ではキバシリ、コゲラ、エナガを見ていると上空にオオタカが現われゆっくりと帆翔する姿が見られた。周辺では太い樹を残して間伐が進められているため姿は見つけやすいのだが鳥影は少なかった。清水山城の主郭は標高210m地点にあるが今回は途中で引き返し目的地の菅沼へ向かった。

・探鳥会の案内地である菅沼周辺の工事の様子を眺めながら近くの源氏浜駐車場で小休止、安曇川町北船木の浜園地に行って琵琶湖岸を探鳥する。この時期の目玉はカイツブリ類が繁殖地に向かって渡去する前に夏羽に変身していく様子をじっくりと観察したいと毎年楽しみにしている。急いで望遠鏡をセットして探すとすぐにカンムリカイツブリの群れが見つかり、多くの個体は夏羽になっている。ハジロカイツブリは体全体の黒みが増し顔のヒゲも出て強面顔が面白い。波が静かで観察しやすいが今日は沖合の遠くに群れて岸に寄ってくれない。カモ類は普通種がそろっていて見られた。この時期は雄が美しい繁殖羽なので図鑑と合わせやすく雌を連れて泳いでいることが多いので雌を識別しやすい季節ともいえる。ここは「近江湖の辺の道」として公園化されているので湖岸のコースを北へ向かうとジョウビタキ雄が4羽現われ案内役を買って出てくれた渡りの途中の雄集団なのだろうか。湖岸林からはベニマシコ、シジュウカラ、エナガ、メジロなど次々に出て来てやっと探鳥会らしくなってきた。カラスが騒ぐので空を見上げるとノスリが追い回されて森に逃げ込のが見えた。

・次に車移動して安曇川町の鴨川河口北園地に行って昼食にした。ここも琵琶湖岸に面した白砂の横江浜が広がっている。沖合のエリ近くにハジロカイツブリ300羽の群れが遊泳、カンムリカイツブリも多く見られるが水鳥は岸から遠く望遠鏡でも陽炎が揺らめきハッキリ見えない状態だった。そんな中でホオジロガモ♂1羽、カワアイサ♀1羽が確認できた。昼食後は園地の遊歩道を見て回るとシジュウカラ、モズ、カワラヒワなどの声が聞こえてきた。小さな湿地帯から数羽の小鳥が飛び立竹林の中に消えてしまったがしばらくすると「ピピチュルピピピピピィピィーーーーーーーー」などと文字では表現しようのない複雑な囀りが聞こえてきてカシラダカの小群だったと判明したが声のする竹林を探して見つからず、止むことのない小声の大合唱のような囀りだけが続いていた。


・夏のような日差しを浴びた暑い一日、鳥の姿は遠く、やや欲求不満の探鳥会となったが史跡めぐりと琵琶湖岸で故郷へ旅立つ直前の鳥たちに出会えた探鳥会となりました。(岡田記)


【場 所】 みさき自然公園(美崎公園)周辺(守山市)
【環 境】 旧野洲川南流跡地(残流水路・自然公園)・田んぼ・河畔林・農地
【年月日】 2018年03月11日(日曜)
【時 刻】 09:10〜14:20
【天 候】 晴
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 51種+外来種1

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

オシドリ

1

姿、雌

27

コゲラ

1

声、姿

2

オカヨシガモ

×

遊泳

28

モズ

×

姿

3

ヨシガモ

遊泳

29

ハシボソガラス

姿、声

4

ヒドリガモ

遊泳

30

ハシブトガラス

×

姿、声

5

カルガモ

遊泳

31

シジュウカラ

×

姿、囀り、地鳴き

6

ハシビロガモ

遊泳

32

ヒバリ

×

姿、囀り

7

コガモ

遊泳

33

イワツバメ

1

飛翔

8

キンクロハジロ

2

遊泳

34

ヒヨドリ

姿、地鳴き

9

カイツブリ

2

遊泳

35

ウグイス

×

囀り、地鳴き

10

キジバト

姿、飛翔

36

エナガ

×

姿、地鳴き

11

カワウ

×

姿、遊泳、飛翔

37

メジロ

×

姿、地鳴き

12

アオサギ

×

姿

38

ムクドリ

姿、地鳴き

13

ダイサギ

3

姿

39

シロハラ

×

姿、地鳴き

14

コサギ

1

姿

40

ツグミ

姿、地鳴き

15

ヒクイナ

2

姿

41

ジョウビタキ

×

姿

16

バン

3

姿

42

スズメ

姿

17

オオバン

姿、遊泳

43

ハクセキレイ

×

姿、地鳴き

18

ケリ

×

姿、警戒声

44

セグロセキレイ

×

姿、地鳴き

19

タシギ

2

飛翔

45

カワラヒワ

姿、地鳴き

20

ユリカモメ

2

飛翔

46

ベニマシコ

×

姿、地鳴き

21

ミサゴ

1

飛翔

47

シメ

2

姿、地鳴き

22

トビ

姿、飛翔、巣作り中

48

ホオジロ

×

姿

23

ハイタカ

1

飛翔

49

カシラダカ

×

姿

24

オオタカ

1

飛翔

50

アオジ

×

姿、地鳴き

25

ノスリ

2

姿、飛翔

51

オオジュリン

×

姿

26

カワセミ

2

声、飛翔

ドバト

姿、飛翔

【担当者】 岡田登美男
【参加者】 計15名
【探鳥路】 美崎公園〜旧野洲川南流跡地(左岸)(自然、緑地公園整備中)〜びわこ地球市民の森(昼食)〜折返し(右岸)〜美崎公園(鳥合せ、解散)
【見聞記】
・湖岸道路の大型ホテル北にある美崎公園駐車場に車を止めて、みさき自然公園から旧野洲川河川敷を公園化した平坦な散策路をびわこ地球市民の森公園に向かう。駐車場脇の旧河川支流水路にはヨシガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、コガモなどが浮かんでいるのが見える。

・青空・無風に恵まれてホオジロ、ウグイス、シジュウカラの囀りが聞こえ春が近いことを実感しながらのタートとなった。朝が早いためか美崎公園は人影がまばらで静かだった。芝生の広場周辺にはカエデ類が多く植えられているのでカワラヒワが群がり、ツグミ、シロハラなども見られた。モズの姿も目に付くようになりそろそろ巣作りが始まっているのだろうか。

・美崎公園内の水路ではコガモ、ハシビロガモ、オオバンが我々の歩く先へ先へと移動して一定の距離を保っているのが面白い。「これはなんだ!オシドリだよね」と言われて指さす方向を探すがなかなか見つからず、やっと柳の根元に潜んだオシドリ雌を双眼鏡で捕らえることが出来た。春が近づきカモの雄たちは繁殖羽になりカップルで遊泳しているのが目立つが、このオシドリは何故ここにいるのか?早く仲間の所へ飛んで行ってと言って聞かせたい。

・旧河川敷を上流へ向かうとびわこ地球市民の森があり、散策路が整備されているので歩きやすい。ここは旧河川堤防にあった河畔林の一部と新規造成によって植林された若木の森が混在し、細く蛇行した湿地状の水路が中央を流れている。
カワセミの声がして上流へ飛んでいくのが見えた。水路の水はあまりきれいとは言い難いが水辺の生き物が豊富そうに見える。「ヒクイナがいる!」と眼力の鋭い人から声が上がり、その方向を見たときには草むらへ走りこむ黒っぽい影しか見えなかった。ベンチがあるので水分補給の小休止をとっていると予想通り「また出た!」と声が上がり赤褐色のヒクイナが水際を足早に歩きながら次の草藪に消えるのが見えた。更に待っていると2羽いることも確認できた。

・遠くの田んぼの電柱の頭にノスリが乗っているのが見え、奥の電柱にもノスリが見えた。上空にタカが帆翔しているのを見つけてもらった。青空を舞うタカの勇姿はいつの探鳥会でもハイライトシーンと言えるがハイタカ属のオオタカとハイタカの識別はいつも難しい。双眼鏡で追っても識別ポイントが見え隠れ、望遠鏡では視野に捕らえきれないことが多く、いつものように写真判定によって確定することにした。更に昼食前にも別個体と思われるタカが出現した。この2個体は帰ってからの写真判定で先に出た(9:20)のはハイタカ、その後(11:20)出た個体はオオタカと識別した。

・昼食は公園内の東屋周辺でゆっくりと過ごす。まだ新緑には程遠く落葉樹には葉がないので鳥が来れば見つけるのは容易だ。少し花穂が出てきたネコヤナギなど見ていると「ベニマシコがいるよ」と教えてもらった。ヤナギの中枝に5羽、赤い雄個体2羽と雌タイプ3羽が口をモゴモゴさせながら餌を食べているのが見える。ヨシ原に隠れたり桜の枝に止ったり、柔らかい春の日差しの下で赤とピンク模様に着飾ったベニマシコをゆっくりと堪能させてもらうことが出来た。

・帰りには雲が広がってきた「ツグミ、カシラダカ、アトリなど例年なら目立つ冬鳥たちの姿が少ないのはどうしたことだろうか」などと話しながら足早に引き返す。田んぼの電柱には相変わらずノスリ2羽が止まっているのが見えた。近くの田んぼにカシラダカ、ヒバリ、ケリを見つけることが出来た。

・美崎公園へ戻り駐車場で鳥合わせを行っていると頭上から「ケリケリケリーーー」とケリの悲鳴が聞こえてきた隣に出来た大型ソーラー発電所を嘆いているのか?歓迎しているのか?。今日の探鳥会のケリ?をつけて現地解散とした。(岡田記)


【場 所】 曽根沼湖岸緑地・荒神山公園周辺(彦根市)
【環 境】 池沼・山麓・田んぼ・河川・公園
【年月日】 2018年02月25日(日曜)
【時 刻】 09:30〜14:30
【天 候】 曇時々晴
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 52種+外来種1

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

オカヨシガモ

遊泳

28

モズ

×

姿

2

ヨシガモ

×

遊泳

29

ミヤマガラス

姿

3

ヒドリガモ

遊泳

30

ハシボソガラス

姿、声

4

マガモ

遊泳

31

ハシブトガラス

姿、声

5

カルガモ

遊泳

32

シジュウカラ

×

姿、地鳴き

6

ハシビロガモ

遊泳

33

ヒバリ

×

姿、囀り

7

コガモ

遊泳

34

ヒヨドリ

姿、地鳴き

8

ホシハジロ

遊泳

35

ウグイス

×

地鳴き

9

キンクロハジロ

遊泳

36

エナガ

姿、地鳴き

10

ミコアイサ

×

遊泳

37

メジロ

×

姿

11

カイツブリ

×

遊泳

38

ムクドリ

姿、地鳴き

12

カンムリカイツブリ

遊泳

39

シロハラ

×

姿、地鳴き

13

ハジロカイツブリ

1

遊泳

40

ツグミ

姿、地鳴き

14

キジバト

姿、飛翔

41

ジョウビタキ

×

姿

15

カワウ

姿、遊泳、飛翔

42

スズメ

姿

16

アオサギ

×

姿

43

キセキレイ

1

姿

17

ダイサギ

×

姿、飛翔

44

ハクセキレイ

姿、地鳴き

18

コサギ

1

姿

45

セグロセキレイ

×

姿、地鳴き、囀り

19

オオバン

姿、遊泳

46

カワラヒワ

姿、地鳴き、囀り

20

タゲリ

1

姿

47

ベニマシコ

×

姿、地鳴き

21

ケリ

×

姿

48

シメ

2

姿、地鳴き

22

ユリカモメ

3

飛翔

49

イカル

1

囀り

23

カモメ

×

姿、飛翔

50

ホオジロ

×

姿

24

ミサゴ

1

飛翔、大型魚捕獲

51

カシラダカ

3

姿

25

トビ

姿、飛翔

52

アオジ

×

姿、地鳴き

26

ノスリ

2

姿、飛翔

ドバト

(外)姿、飛翔

27

コゲラ

1

 

 

 

 

【担当者】 岡田登美男
【参加者】 計9名
【コース】 曽根沼湖岸緑地公園駐車場〜曽根沼緑地〜田んぼ〜宇曽川左岸〜田んぼ〜荒神山公園(昼食)〜唐崎(トウザキ)神社〜曽根沼緑地〜駐車場(鳥合せ、解散)
【見聞録】
・曽根沼公園駐車場で身支度を整えて出発、沼に面した河畔林にカワウが数羽止まっている付近が白く汚れているので冬期のねぐらにしているのだろう。曇り空にミサゴが舞って近づいてきた、出だしは上々。風がないので水面に浮かぶ水鳥は観察しやすい。遠くの水面にはカンムリカイツブリ、ミコアイサ、キンクロハジロが浮いている。近くの水際にはマガモ、ハシビロガモ、コガモ、オオバンが羽根を休めている。緑色に輝くものが目に飛び込んできた「何だろう?」と双眼鏡で見るとコガモの翼鏡と呼ばれる翼の識別ポイントと分かったが、釣り糸で絡められたコガモがぶら下がった痛ましい光景だった。魚釣りを楽しむ人に「テグスを捨てないで!」とマナー向上を訴えたい。

・緑地公園内は整備されているが人は少なく我々メンバーで貸し切り状態。地面で落ち葉を跳ねのけ餌を探しているシロハラの姿がよく見られる。藪からウグイスの「チャッ、チャッ」と地鳴きが聞こえ、シジュウカラ、ジョウビタキ、モズの姿も出てきたが小鳥類は比較的少ないようだ。
・沼全体が良く見える広場で水鳥を再観察。遠くにカルガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、コガモなどが確認出来た。その上空にミサゴが現われ、ひらひらとホバーリング、急降下して水面に飛び込んだがなかなか飛び揚がれないようだ。少しの間合いがあって飛び揚がってきたミサゴは大きな魚をぶら下げて荒神山の樹間に消えて行った。

・田んぼへ出るとヒバリの囀りがにぎやかに聞こえてきて春が近いことを感じた。土塊の間をツグミ、カワラヒワ、ムクドリ、スズメが餌探ししている。宇曽川に出て川面を探すが鳥影は少ない。並木の桜木を観察すると蕾がかなり膨らんでいるので春には満開の桜花が期待できそうだと嬉しくなった。後で宇曽川にハジロカイツブリが浮かんでいたと聞き、桜花に気を取られ見逃していたことを知らされた。
・野田沼の先の田んぼでは作業中の耕運機の周りに100羽ほどのカラスが集まっていた。ハシボソガラスの群れにミヤマガラスが混ざっていて、耕運機のすぐ後ろを歩きながら餌を探している。ハクセキレイ、セグロセキレイやケリ、タゲリも集まりここだけが賑わっていた。農道を横切ろうとしている小さな虫がいたので近づいて見るとオケラだった。最近見ることが少なくなってしまったオケラを手のひらに乗せてみる。かわいらしいしぐさに懐かしき昭和時代がよみがえってきた。

・荒神山公園で昼食、芝生の広い敷地いっぱいに家族連れやスポーツ少年の声があふれているが鳥の姿は少ない。午後は唐崎神社にまわるとカワラヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロが現われ、常緑樹の梢からイカルの囀りが聞こえてきた。帰路も曽根沼緑地公園を通って駐車場へ向かう。途中でベニマシコの地鳴きが聞こえたのでゆっくり探して見ると近くに4羽が現れ、新芽を啄む可愛い姿を十分見せてもらった。駐車場へ戻ると山肌でカラスが騒いでいる、2羽が追従するように飛び出してきた。ノスリにカラスが執拗に絡みあっている。(掲載写真ではノスリがカラスをいじめているようだが実際は逆)こんな虐めをするから嫌われ者になるんだぞ!と心で叫んでみたが聞こえるはずはなく「こまったもんだ!」とつぶやきながら、鳥合わせを行い解散とした。(岡田記)


【場 所】 皇子が丘公園周辺(大津市)
【環 境】 山麓・都市公園・社寺林・池
【年月日】 2018年02月11日(日曜)
【時 刻】 09:15〜14:30
【天 候】 晴れ時々曇り一時小雪
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 35種+ハイタカsp1種+外来種1

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

マガモ

×

遊泳

20

ムクドリ

姿

2

キジバト

姿、地鳴き

21

トラツグミ

2

姿

3

アオバト

1

姿

22

シロハラ

姿、地鳴き

4

アオサギ

1

姿

23

ツグミ

×

姿、地鳴き

5

トビ

2

飛翔

24

ジョウビタキ

2

姿

6

カワセミ

1

姿、声、♀

25

イソヒヨドリ

1

姿、♂

7

コゲラ

×

姿、声

26

スズメ

姿、群飛、声

8

アカゲラ

1

27

キセキレイ

3

姿、地鳴き

9

アオゲラ

1

28

ハクセキレイ

1

姿、地鳴き

10

チョウゲンボウ

2

飛翔

29

セグロセキレイ

2

姿、地鳴き

11

モズ

3

姿

30

アトリ

姿、地鳴き

12

ハシブトガラス

姿、声

31

カワラヒワ

姿、地鳴き

13

ヤマガラ

×

姿、声

32

シメ

2

地鳴き、飛翔

14

シジュウカラ

姿、囀り、地鳴き

33

イカル

姿、地鳴き

15

ヒヨドリ

姿、地鳴き

34

ホオジロ

1

姿、地鳴き

16

ウグイス

×

地鳴き

35

アオジ

姿、地鳴き

17

エナガ

姿、地鳴き、3群れ

36

ハイタカSP

1

飛翔

18

メジロ

姿、地鳴き

ドバト

(外)姿

19

ミソサザイ

1

地鳴き

 

 

 

 

【担当者】 岡田登美男
【参加者】 計15名
【コース】 JR大津京〜皇子が丘公園P〜皇子が丘公園〜早尾神社〜弘文天皇前陵〜新羅善神堂(昼食)〜法明院〜皇子が丘公園〜皇子が丘公園P解散
【見聞記】
・公園の駐車場は高台にあるので見晴らしがよく大津市内から琵琶湖、更に対岸の草津市から鈴鹿山地までが見えている。日差しはあるが気温が低く吹き抜ける比叡おろしが冷たい。身支度を整え公園内に降りて行くと早速「トラツグミ!」と声が上がり桜の根元で餌探し中のトラ太郎が出迎えてくれた。近づいてくる様子がなかったので先へ進むとカワラヒワ、ハクセキレイ、アトリ、モズなどと出会えたが個体数は少なく「今日は皆さんお休みかな」などと言いながらゆっくりと歩を進める。 

・北側の旧交通公園跡地に来るとイソヒヨドリの雄が木に止まっている。青色の背面が光り輝くのを見とれていると「地面にトラツグミがいる!」と声が上がった。子供用遊具のある広場でこっちからは見下ろして観察できるのでトラツグミの採餌の様子がよく見える。「今日は鳥が少ないので見つけた鳥をじっくり観察しましょう」と話していたのでこのトラツグミをゆっくり観察することにした。近くにシロハラが来て餌探し、次にツグミが出て来て餌探し、ツグミ科3種が地面で餌探しに忙しい。ツグミとトラツグミが近づき睨み合ったと思った瞬間ツグミが飛び上がって戦闘が始まった。3度ほどの空中戦を勝利したのはトラツグミでツグミはすごすごと退散した。「餌場を確保することで越冬期の自分の命が守られる」この鳥たちの必死の戦いを見て野生の厳しさを知らされた。

・空が曇って来たので気分転換で寺社巡りに転じる。山側の早尾神社へ参拝しお賽銭をあげて探鳥会の幸運をお願いした。ヤマガラ、シジュウカラ、アオジなどの地鳴きが聞こえるが姿を見せてくれない。山麓の広い道を横に歩いて大津市役所の裏手方向へ向かう。森の多いところだが鳥の気配は少ない。イカルの地鳴きに連れて群れが梢を飛び回っているのが見える。市役所裏にある弘文天皇陵を参拝し、隣に位置する新羅善神堂の境内で昼食休憩をさせていただく。シイ、カシなど常緑樹の大径木の森に歴史が感じられる。いつもは静かな境内なのだが今日はハシブトガラスの群れが「カアーカアーカアーカアー」と頭上近くで大騒ぎしていて昼飯がのどに詰まってしまいそうだ。小雪が降り始めた上空に目をやると2羽のタカが現われ帆翔しはじめたのが見えた。昼食を中断あわてて双眼鏡を向けるとハヤブサ科と分かるシルエットが降る雪にかき消されながら舞っていた。現場ではハヤブサと感じたが帰宅後に写真を見せてもらったところチョウゲンボウであることが確認された。

・休憩中に雪も止んだので帰りがけに法明院へ回ってみたが庭園と池が工事中で鳥影は少なかった。林床や垣根のまわりにアオジとシロハラが出てきて、ミソサザイが地鳴きとともに藪に逃げ込むのが見えた。
・皇子が丘公園に戻りトラツグミを探すとすぐに見つかった。再会できたトラ太郎はみんなの前で餌探しに余念がない。しばらく観察していたが飛び立ったので飛んだ方向へ移動「今日の探鳥会はここまでです」と言いながらマガモが浮かぶ小さな池の側を通るとカワセミが待っていてくれた。近くで見る翡翠は太陽光に照らされて背面のカワセミブルー、胸のオレンジカラー、水面を見つめる黒い目、太くて長い黒クチバシなど、まさに神が作った造形美に見とれて立ち尽くしていた。さらに目の前で繰り広げられた水中ダイビングやホバーリングの度に止まり木を変えて見せてくれるステージショーに「カワセミは何度見ても見飽きないね」とベテランバーダーさんのつぶやきが聞こえてきた。

・今日の探鳥会はトラ次郎の熱演とアンコールに応じてくれたトラ太郎、フィナーレを演じてくれたカワセミさんに「ありがとう」の言葉をかけてお開きにした。(岡田記)


【場 所】 水口町嶬峨(ぎが)周辺(甲賀市)
【環 境】 河川中流・河川敷・田んぼ・丘陵地(人工林、ゴルフ場、寺院境内)
【年月日】 2018年01月28日(日曜)
【時 刻】 09:30〜14:00
【天 候】 曇のち晴れ午後から雪のち曇り
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 47種

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

キジ

3

姿、飛翔、♂

25

ハシブトガラス

3

姿

2

オシドリ

遊泳、飛翔

26

ヒバリ

×

姿

3

ヨシガモ

遊泳、飛翔

27

ヒヨドリ

×

姿、地鳴き

4

ヒドリガモ

2

遊泳

28

ウグイス

×

姿、地鳴き

5

マガモ

×

遊泳

29

メジロ

姿、地鳴き

6

カルガモ

遊泳

30

ムクドリ

姿

7

コガモ

遊泳、飛翔

31

トラツグミ

2

姿

8

ホシハジロ

1

遊泳

32

シロハラ

3

姿、地鳴き

9

キンクロハジロ

遊泳

33

ツグミ

姿

10

カイツブリ

2

遊泳

34

ルリビタキ

1

姿

11

キジバト

姿、群れて多数

35

ジョウビタキ

2

姿

12

カワウ

3

遊泳、飛翔

36

ニュウナイスズメ

2

姿

13

アオサギ

1

姿

37

スズメ

姿、群飛、声

14

オオバン

遊泳

38

キセキレイ

2

姿、地鳴き

15

イカルチドリ

3

姿、声

39

ハクセキレイ

×

姿、地鳴き

16

タシギ

2

飛翔、声

40

セグロセキレイ

×

姿、地鳴き

17

クサシギ

2

姿

41

アトリ

3

姿

18

トビ

3

姿、飛翔

42

カワラヒワ

姿、地鳴き、群飛び

19

ノスリ

2

姿、飛翔

43

ベニマシコ

2

地鳴き

20

カワセミ

1

姿、声

44

シメ

1

姿、地鳴き

21

コゲラ

2

姿

45

ホオジロ

姿、地鳴き

22

チョウゲンボウ

1

姿、飛翔

46

カシラダカ

姿、地鳴き、群飛び

23

モズ

3

姿

47

アオジ

×

姿、地鳴き

24

ハシボソガラス

×

姿

 

 

 

 

【担当者】 笠井誠吾
【参加者】 計13名
【コース】 JR貴生川〜甲賀市役所〜水口町嶬峨P〜水口頭首工左岸〜田んぼ〜丘陵地〜千光寺(昼食)〜田んぼ〜水口町儀峨P〜右岸駐車場へ移動〜甲賀市役所解散
【見聞記】
・水口町儀峨集落に駐車させていただき、集落端の野洲川にかかる堰の所から鳥探しを始める。上流は川幅いっぱいに水面が広がりキンクロハジロ、カルガモ、カイツブリが遊泳している。堰下の河原の水際にはセグロセキレイ、イカルチドリ、クサシギが見られた。

・野洲川左岸を下流に向かって歩く、河原に広がるヨシ原、草原にはアオジ、ホオジロ、モズ、シメが見られたが、ベニマシコ、ウグイスの声はするが姿は見つからなかった。左手の田んぼから小鳥の大きな群れが飛び立ち桜並木の梢に止った。カシラダカの群れにアトリとカワラヒワが混ざっているようだ。「ジェッ」と鳴く声で振り向くとタシギが飛んできて舞い降りたが草むらに隠れたのか見つけることはできなかった。

・前年の探鳥会でイノシシが出た場所が近い。丘陵地と田んぼの境界には獣柵が張り巡らされているので、柵の扉を開けて通行させてもらいすぐに閉めておかなければならない。今回のコースでは5か所を通過させてもらったが、山に暮らす獣たちと近隣に暮らす人間との共生の難しさを考えさせられた。山麓の小さな池にはヨシガモ40羽、コガモ60羽、マガモ10羽、カルガモ20羽の中にオシドリ2羽も見られた。

・積雪5cmの千光寺で昼食休憩をさせてもらう。ウグイス、シロハラなどがでたが辺りは静かで私たちの話声がにぎやかに響いていた。再出発すると先頭の人がトラツグミを見つけて立ち止まった様子が見え、今日の2羽目となるが私は出会うことが出来なかった。


・空模様が怪しくなってきたので田んぼを通って駐車地へ向かう。ここは前年探鳥会で「ハリヤー♂」が目の前を低空で飛んだポイントだ「夢をもう一度」と願って見たが叶わず、逆に粉雪が舞い降りて視界が悪くなってきた。遠くの電柱にチョウゲンボウ、ノスリを見つけ双眼鏡を向けながら歩く、降り続く雪景色の向こうにチョウゲンボウの姿が凛々しく映っていた。

・駐車場所に戻り、鳥合わせを行ってからオシドリのポイントへ車で移動する。今年もオシドリ14羽が川面に群れているのが見え、小雪が降りしきる中でも艶やかな雄の姿が輝いて見えた。

・日ごろから地元の野鳥を熱心に観察しているメンバーに案内してもらったおかげでゴマ粒くらいにしか見えていないニューナイスズメまで見つけていただき、楽しい探鳥会となりました。(岡田記) 


【場 所】 湖北野鳥・水鳥・湿地センター周辺(長浜市)
【環 境】 湖沼・湖岸・池沼・ヨシ帯・田んぼ・山麓
【年月日】 2018年01月14日(日曜)
【時 刻】 09:30〜14:30
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 64種

個体数概略(実数:1〜4羽 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜 外:外来種)

No

種名

備考

No

種名

備考

1

ヒシクイ

姿、遊泳

33

セグロカモメ

2

姿、飛翔

2

シジュウカラガン

1

姿

34

トビ

姿、飛翔

3

コハクチョウ

姿、遊泳

35

オオワシ

1

姿、飛翔

4

オカヨシガモ

遊泳

36

ノスリ

2

姿、飛翔

5

ヨシガモ

×

遊泳

37

コゲラ

2

姿

6

ヒドリガモ

遊泳

38

アオゲラ

1

声、姿

7

マガモ

遊泳

39

チョウゲンボウ

1

飛翔

8

カルガモ

遊泳

40

モズ

姿

9

オナガガモ

×

遊泳

41

ハシボソガラス

姿

10

コガモ

遊泳

42

ハシブトガラス

姿

11

ホシハジロ

遊泳

43

シジュウカラ

×

姿、地鳴き

12

キンクロハジロ

遊泳

44

ヒバリ

姿、地鳴き

13

スズガモ

×

遊泳

45

ヒヨドリ

姿、地鳴き

14

ホオジロガモ

2

遊泳

46

ウグイス

×

姿、地鳴き

15

ミコアイサ

×

遊泳

47

エナガ

姿、地鳴き

16

カワアイサ

遊泳

48

メジロ

×

姿

17

ウミアイサ

×

遊泳

49

ムクドリ

姿、地鳴き

18

カイツブリ

×

遊泳

50

シロハラ

2

姿

19

カンムリカイツブリ

遊泳

51

ツグミ

姿

20

ハジロカイツブリ

×

遊泳

52

ジョウビタキ

×

姿

21

キジバト

姿、飛翔

53

スズメ

姿

22

アオバト

1

飛翔

54

キセキレイ

1

姿

23

カワウ

姿、遊泳、飛翔

55

ハクセキレイ

×

姿、地鳴き

24

アオサギ

×

姿、飛翔

56

セグロセキレイ

姿、地鳴き

25

ダイサギ

3

姿、飛翔

57

アトリ

姿、地鳴き

26

コサギ

1

姿

58

カワラヒワ

姿、地鳴き

27

オオバン

遊泳

59

ベニマシコ

3

姿、地鳴き

28

ケリ

×

姿

60

シメ

1

姿、地鳴き

29

タシギ

×

飛翔、姿

61

ホオジロ

姿、地鳴き

30

ハマシギ

姿

62

カシラダカ

姿、地鳴き

31

ユリカモメ

姿、飛翔

63

アオジ

姿、地鳴き

32

カモメ

×

姿、飛翔

64

オオジュリン

姿、地鳴き

【担当者】 岡田登美男
【参加者】 計8名
【コース】 湖北野鳥センター〜センター前琵琶湖畔〜尾上漁港〜湖岸〜野田沼〜山本山登山口神社(昼食)〜余呉川〜田んぼ〜湖北野鳥センター(鳥合わせ)〜解散
【見聞記】
・朝起きて外を見てびっくり、玄関前の道路も雪が白く積もっている。車で集合場所のJR長浜駅へ向かって家を出た。湖岸道路から左手の湖岸林は小枝の雪の花が美しい、右手の田んぼは白銀の原野に見える。ちらちら降り続く路面と鉛色の空に不安を感じながら、探鳥会案内の文章が頭をよぎる「悪天候の場合は中止となります。連絡や告知はしませんので各自の判断で!」集合地が遠く感じられた。ところが愛知川を過ぎて彦根市に入ると雪景色は消え青空が広がっていた。無事に集合地に集まったメンバーで湖北野鳥センターへ向かった。

・年初の挨拶を交わしながら探鳥会は青空、無風で絶好の出だしとなった。湖北野鳥センターに入って最近の様子を説明していただいた。「今日の目玉シジュウカラガンはここにいますよ」と指差しされた湖岸の小島にシジュウカラガンの姿が見つかり、しばらく室内から望遠鏡での贅沢な観察をさせていただいた。年初の探鳥会で最初の種が希少なシジュウカラガンとなったことに鳥運の良さを感じながら軽やかな足取りで琵琶湖岸へ向かってスタートした。

・湖岸へ出るとコハクチョウ、ヒシクイ、カワアイサなどがシジュウカラガンの周りに見られ、コハクチョウは小集団で飛び立ち田んぼの方に飛んでいくのが見られた。沖合で例年大きな群れが見られるオオバン、ヒドリガモ、キンクロハジロなどの水鳥は今年は少ないようだ。遠くの波消しブロックの上にハマシギ30羽ほどが羽根を休めて並んでいるのが見えた。



・尾上漁港へ着くと超望遠カメラを構えた人が10人程いたので様子を聞いてみた「今日はまだ餌取りに来ていない」とのことだったのでしばらく様子を見ようと小休止していると「飛んでる!来た!」とカメラマンから声が上がった。東の尾根線にオオワシがゆっくりと羽ばたきながらこちらへ向かって飛んでくる姿を双眼鏡にとらえられた。どんどん近づいてくる巨大なワシが双眼鏡からはみ出し、黄色い嘴がアップになり、鋭い目が湖面を見ながら滑るように飛んできた。肉眼でも十分見える距離の正面に来て旋回したかと思った瞬間ひらりと舞って水面に突入中型の魚を握って目の前を横切り、山本山の居場所へ戻って行った。琵琶湖が青空を映し、順光を浴びて輝いた水面上で繰り広げられたオオワシの魚取りシーンにカメラマンのシャッター音が鳴り響き、みんなの興奮はなかなか収まらなかった。

・野田沼にはコガモ、ヒドリガモ、カルガモが水面で羽を休め、湖畔のヨシ原からはカワラヒワ、カシラダカ、アオジ、ホオジロなどが飛び出してきて柳林に止まるので見やすい。「今シーズンの冬鳥は少ないねー」といつものボヤキ話が口をついて出てしまう。
・湖北名物山本山の「オオワシのおばあちゃん」は先ほど元気な姿を十分堪能させてもらったが山本山のいつもの居場所の姿も気になって探して見た。こちらでも超望遠レンズを構えるカメラマンに止まっている場所を教えてもらい「このアカマツの左に伸びた枝の途中にーーー」などと聞きながら探すのも楽しいひと時だった。「来年も元気に戻って来てよ」と声をかけて再会を願った。

・昼食休憩はいつもの山本山登山口の神社、食事を始めると頭上でチョウゲンボウがホバリング、森からはアオゲラ、シメ、エナガ、ベニマシコなどが次々と出てきて間を取り持ってくれた。
・午後は余呉川の土手から田んぼ道を通るコースとした。積雪は全くないので歩きやすいが、長靴の足音を聞いて飛び立つオオバンの水面を蹴る音がパタパタパタパタと鳴り響きおもしろい。田んぼからはヒバリが多く飛び立ちケリの姿も見えた。最後は水が浅く溜まった湿田でタシギを探す、保護色に自信のあるタシギは人の気配を感じると草むらに身を隠し動かないので時間をかけて探すのがコツとなる。しばらく待っていると「ここにいる」と声が上がり稲の枯株の間で採餌を始めたタシギを皆で観察することが出来た。

・今年最初の探鳥会は雪に脅されてスタートしたが、澄み渡った青空の下、真っ白な伊吹山と紺碧の琵琶湖を眺めながらの鳥探し、湖北探鳥会はラッキーの連続となって皆の顔が輝いていました。野鳥センターに戻って鳥合わせを行い現地解散としました。しばらくはオオワシの夢を見ることになることでしょう。(岡田記)


トップ探鳥会案内フォトギャラリー 探鳥会報告前半、1月〜7月情報ひろばマイ・フィールド
inserted by FC2 system